透明と灰と水

自由律俳句

自由律俳句

しゅうまつのかおり

大森靖子を口ずさみつつコンビニへ金色の空黒い満月 アイデンティティを捨てきらきらのモミの木に成り果てる 時を越えて愛されるってすごいよな性欲みたいな刹那に生きてるおれらなんて この中の餅どれか一つは餡子が入ってます もう終わったグループライン…

自由律俳句しりとりというエグめの遊びを思いついたのですが秒で詰みましたもうやらない

咲かない仙人掌は枯れ落ちた たまご味って何だか響かない 椅子を置いて待ってるよ 夜を無駄にするな 仲間意識もへったくれもないぜ ぜんまいざむらいが投げる団子ってあれ違法薬物でも入ってるんですかね ネイマールのことはよく知らない いなごおいしかった…

悩みを言葉にするのは難しいそれが日常だから

おれは言葉が上手じゃないからと言って菓子や金を手に握らせるようなコミュニケーションしかできないそれでいいのかそしてその菓子や金も大したものじゃない! 明日が終わって来年になったらなにで生きてこう 永遠に目が覚めなければいいのに 寝ている間に絶…

自由律俳句もどき

ことしの冬は初めてなので何を着ればいいのかわかりません 言うほど寒くないが爪先だけ冷える 苦いチョコレートに飽きてきた今はツインクルを齧りたい チョコボール銀のエンゼル2枚持ってる前はもっとあったのに失くした 自業自得と言わないで何もわかっちゃ…

偽物の自分とその残骸たち(自由律俳句)

誰か拾ってくれたらと思う度他人任せじゃいけないと気付く魅力なんて欠片もないのに 人生が夢ならあこがれの人もまだ生きてるし 愛のないセックスしかしたくないと呟く誰より他人に優しいあのひと 噂なんてどうだっていい真実も要らないずっと好きだよ 愛だ…