透明と灰と水

自由律俳句

大きくなったら何かになれると思ってた

今日の日は体調不良かそれとも怠惰か

言葉さえ表現できないこの気持ち原因は語彙力の無さ

カワセミに興味ないおじさんおばさん親子連れさえも

白鷺が子どもを見捨てて去っていく

ツインクルなかみだけ食べたい

駅伝の裏ドラマ再放送どっちが視聴率高いんだろうね

正月特番より見逃し配信の多さ

浴槽に溶かしてしまえこの身体傷跡体毛痣流血

生ぬるいのは風だけじゃない

優しい言葉に狭いキャパシティ似てるねわたし達

スプーンで掬って噛んだポップコーン歯に挟まるけど好きだよ

打ち砕かれる期待なんでだろうねいつも

暗記ができないから死のうと思いました

手が荒れて笑うくらい気持ち悪い

同級生思い出して楽しくなることなんてない

泣けてきてしょうがないから目を逸らす愛は永遠後悔は一生

正月の消える感覚もう2時か

卒アルを投げて走った帰り道なんか今と変わんないな

実現しそうもないことばかり考えるのは本当にそれを求めているから