透明と灰と水

自由律俳句

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

さようならが生ぬるい

リズミカルにいいねを押す やることに言い訳つけてまた明日 蛹のまま死ぬ 給食のサラダの丘に煮干しを立てた 優等生の現在を知らない 便箋に書ききれなくてレポート用紙 世界は私に優しくない 梅干と鮑どちらがお好き TLが静かになりゆく午前2時 性欲を愛で…

紙袋に包んだそれが ティッシュに吐いたそれが 愛というなら 愛というなら なんて低俗なのだろう 問えど使い回しの返答 真実を飲む 和やかな場 手に入れた場 なんて不純なのだろう 越えられない壁ばかりだ 越えたくもないのだ 戻ってこないと知りながら 追い…

既読の2文字に狂わされる

嘘はつけないけど言えば言うほど違う気がしてくる スープが冷めかかる距離 友達がいなかったクラスのTシャツが部屋着 アイコンで性別を勘違いしがち 新しい言い訳が出てきた あのアナウンサーいっつもVネック着てる 顔に髪の毛がくっついてあ、泣いてた 昔持…